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『GREENITY IWATA』でまったり ⑤ ~ちょっとだけ観光~


磐田駅から熱海方面に向かって2つ目の袋井駅からは、可睡斎・油山寺・法多山尊永寺なども近い
のですが、車が無いととても行きにくいです。
行きはタクシーを使ったとしても、帰りは現地からすぐにタクシーが呼べるのかわかりませんし、
路線バスの時刻表を調べておいてもきっちりその時間に来るのか不安になります。
特にひとり旅の場合は、一人ぽつねんと鄙びたバス停で待っているのは心細いですよね?!
しかも、タクシーを2時間貸し切りなどという贅沢も一人ではなかなかできないです。

ということで、カフカフカさんのご助言どおり、まずは観光協会に電話してみました。
磐田のホテルに宿泊するけれど、車が無いので徒歩もしくは路線バスで行かれる近隣の観光スポット
はありますか?とお聞きしたところ、2か所教えてくださいました。

1つは「磐田香りの博物館」です。
磐田駅の隣の豊田町駅から歩いて5分とのことだったので、ホテルに行く前に立ち寄りました。

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なかなか珍しい施設で、香道で使う香道具類や香炉の他、香水瓶など香りに関する世界の美術工芸品の
数々を収蔵・展示しているほか、私が訪れたときには『マツオヒロミ展 レトロモダンファンタジア』
という特別企画が行われていました。
これがとても面白かったのです。

マツオヒロミさんという方は知りませんでしたが、大正や昭和初期の時代をモチーフにした、華やかで
細部まで描き込まれたレトロモダンなイラストが特徴のイラストレーターさんで、とにかくどの作品も
美しいのです。

最初に紹介されていたのは、《三紅百貨店》の様々な売り出しポスターでした。
これは「百貨店ワルツ」という虚構の二十世紀初頭のデパートを舞台にしたコミック&イラスト集から
抜粋したもののようですが、本当にそんなデパートがあったのかと勘違いしてしまうほど詳細に描かれ
ているのです。
そんな展示とともに、その情景ごとの香りをかぐことができました。

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その先には『RONDO』という雑誌が並んでいます。
創刊100周年を迎える女性誌『RONDO』という設定で、それぞれの時代を彩ってきたファッション誌
の記事や広告、そして関わった人々のエピソードがイラストや漫画で描かれていました。
もちろん架空の雑誌なのですが、その創刊号から時代の変化とともに今までの雑誌の変遷すべてが紹介
されていて驚きました。
やっぱりそういう雑誌は本当にあって、それをマツオヒロミさんがイラストにしているだけなのかしら?
っと何度も思ってしまったほどでした。
百貨店も女性誌も、どちらも香りとは親和性があり、興味深い展示になっていたと思います。

もともとは同人誌で活躍されていた方のようですね。

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あまりに可愛くて、ミュージアムショップで『RONDO』の付箋を買ってしまいました。
『百貨店ワルツ』の本は重くなりそうだったので、自宅に戻ってからネットで購入しました。

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博物館の前には公園がありました。
『豊田香りの公園』という名前だそうです。
ラベンダーや金木犀など香りのする植物が植えられているようですが、真夏にはめぼしいもの
は見当たりませんでした。

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翌日は、東海道本線が遅延しているようだったので、まっすぐ帰ろうかとも思ったのですが、
観光協会で聞いた『旧赤松家記念館』が気になって、ホテルを少し早めにチェックアウトして、
タクシーで直接向かいました。
旅行バッグを持っていたので、コインロッカーがあるか電話で伺ったところ、ロッカーは無い
けれど、貴重品以外なら部屋の隅にでも置いてくださいとのお返事でした。

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海軍中将男爵赤松則良は、近代日本の造船技術の先駆者で、明治期に磐田原台地に茶園を開拓し
ました。
こちらはその赤松則良の邸宅跡です。
明治20年代に建てられた門・塀・土蔵は県・市の指定文化財となっています。

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こちらは、門を裏側から見た所です。

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海軍中将男爵赤松則良は、勝海舟とともに咸臨丸で渡米しています。
こちらで初めて、本物の勲章や勲記を見ました。

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ゆっくり見て回りたかったのですが、やはり調べると列車の遅れがあるようで、1台早めの
バスに乗ることにしました。
私の旅行バッグを見た受付の方は、先ほど電話くださった方ですか?っと聞いてくださり、
パンフレットや手作りの栞など色々といただくことができました。
私のために準備してくださっていたようで、とてもうれしかったです。
もっと時間があれば、近くにある旧見付学校にも行ってみたかったです。

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浜松の駅には思ったより早く着いてしまったので、駅ビルの中でお昼を食べることにしました。
(いつもは新幹線の中で食べています)
300gと聞いて全部食べられるか心配でしたが、もちもちの喫茶店のナポリタン、美味しくて
完食してしまいました。
ひとりで外食ができるようになれば、もっと世界は広がりそうです(笑)

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たった1泊でしたが、東京を離れたことで浮世を忘れてのんびりできた気がします。
そろそろ実家の家族が退院できそうなので、次はもう少し遠くへ行ってみたいです。






by candlevoice | 2025-10-12 17:07 | 旅行 | Trackback