コロナの感染者が増え続け、自宅療養の方が多数出てきています。
このような状況では、旅行などもちろん行けませんし、楽しいことを考えるのさえ不謹慎に思えてしまいます。
ずっと書きたかったツアー旅行をテーマにしたブログ・・・
でも、こんな時だからこそ、明るい未来を夢みて書いてみることにしました。
フルタイムで仕事をしていた時は、夏休みのように計画的にお休みが取れる時期は、行きたいところを厳選し、
宿と移動手段を予約して家族や友人と個人旅行をしていました。
とはいえ、忙しい仕事の中でストレスを発散したくなったときには、自分へのご褒美として目の前にニンジン
をぶら下げる必要があります。
そのためによく利用していたのが、旅行会社が主催するツアー旅行です。
ツアー旅行というと、定年退職をした「時間にもお金にもゆとりのある年齢層」が利用するもの、と思って
いる方が多いのではないでしょうか。
私も実際に利用するまではそう思っていたのですが、忙しい日々の中ピンポイントで旅行したいと思ったら、
ツアー旅行は最適なんです。
私は仕事柄、たまに土日の出勤があったので、その分の代休を有効活用しました。
例えば月曜日に代休・火曜日に有休を使えば、1日分の休みで日・月・火の3日を旅行に使うことができます。
(金・土・日の旅より少し価格もリーズナブルになります)
でも、そのお休みが確実にとれるかどうかは3か月前にはわかりません。
他の職員の予定や会議の日程等とすり合わせて、なんとか決められるのは1か月前・・・
ところが、桜や紅葉の時期などは個人旅行を手配しようと思っても1か月前では希望の宿が取れないといった
不都合が起こります。
(カナダより素敵?!と思った北海道の紅葉)
ツアー旅行であれば、ここに行きたい!と思ったら半年先でも3か月先でも、希望の日程をとりあえず押さえ
ておくことができるんです。
パソコンやスマホからワンクリックで申し込んでしまえば、後はその旅行を楽しみに、毎日お仕事を頑張る
だけです!!
万が一、急に会議の予定が入ったりして参加できなくなった時にも、ワンクリックでキャンセル可能です。
しかも、21日前までにキャンセルすれば一切キャンセル料はかかりません。
私が利用したのはほとんどが2泊3日の国内ツアーです。
たくさんの観光名所を回るような格安ツアーも、若い方には良いのかもしれません。
でも初日の東京駅もしくは羽田空港の集合時間が朝8時だったり、翌日のホテル出発時間が8時半だったり、
リムジンバスの時間や食事して荷物をまとめてを考えると、いったい何時に起きればよいのでしょうか?
立ち寄る観光名所が多すぎると、どこも滞在時間が短くてほとんど記憶に残らないですし、ストレス発散の
ために行ったはずが、ぐったりして帰ってくることになってしまいます。
というわけで、私がお勧めしたいのは、少し値が張るけれど、募集人数の少ない、1日の立ち寄り先が2か所
か3か所のゆったり旅です。
人数が少なければ、観光バスの座席が一人で2席使えます。
(コロナ禍の今は、感染対策としてそのようなツアーも増えていますね)
2席使えると、景色の良い窓側でも、太陽の光を直接浴びない通路側でも好きな方に座れますし、隣に手荷物
も置くことができます。
大型バスと言ってもやはりバスの座席は電車に比べて狭いので、長時間隣に人がいる状態で過ごすのは相手が
家族や友人でも少し緊張します。
ゆったり2席使えると、気兼ねなくとても快適ですし、翌日の疲れ方が違うのです。
このような旅は、やはり2名1室で1名8万円~20万円くらいの価格帯になってしまいます。
旅行会社でいうと、クラブツーリズムの「ロイヤルグランステージ 四季の華」や「プレミアムステージ」、
阪急交通社では「クリスタルハート」などでしょうか。
どのブランドも良いホテルやグリーン車利用などを謳っていますが、旅のグレードを考えると私的には
「プレミアムステージ」≦「クリスタルハート」<「ロイヤルグランステージ 四季の華」
となります。
募集人員で考えると、「ロイヤルグランステージ 四季の華」は最少催行人数12名で、平均参加人数は14名と
HPにありました。以前は、最大募集人数28名という記載があったように思いますが、コロナ禍の今は特に人数
を少なくしているのかもしれません。
「プレミアムステージ」は最少催行人数15名、最大募集人数38名、「クリスタルハート」は、最少催行人数
の記載はありませんが、最大募集人数が32名となっています。
価格としては、「ロイヤルグランステージ 四季の華」が、2泊3日で一人15万~20万円以上、「プレミアム
ステージ」と「クリスタルハート」は移動距離にもよりますが、8万円~15万円以上くらいの価格帯となって
います。
どのツアーも結構高額ではありますが、大型観光バスの手配や、添乗員さん・運転手さん・バスガイドさんの日当
と宿泊費などを少ない参加人数で割れば、このくらいの値段は仕方ないのかもしれません。
(コースによっては現地のネイチャーガイドさんが付いてくれたり、講師の先生が同行するものもあります)
「ロイヤルグランステージ 四季の華」の特徴としては、一流旅館やホテル・グリーン車利用などのほか、宿泊施設
には16時半までに到着するので、夕食前に温泉でのんびりしたり、近くをお散歩する時間が取れます。
また、その地域の本当においしいものが食べられます。
(志摩観光ホテル ザ ベイスイートのディナー) (松阪 和田金のすき焼き)
最終日に宿からスーツケースを自宅まで送ってくれるサービスもあり、手ぶらで帰れるのはとても快適です。
昼食なども、わざわざその地域のホテルに立ち寄ってフレンチのコース料理などを食べることも多く、至れり尽くせり
という感じです。
とはいえ、昼食などは自由時間を取って各自が地元のおいしいものを自由に食べられるようなプランがあると、より
思い出に残るような気がします。
そうしたら、旅行代金ももう少し下げられるのではないでしょうか。
またこのツアーは、ある程度健脚な壮年層をターゲットにしているように感じます。
そのため、宿泊するのはとてもグレードの高いホテルなのに、トレッキングかというほど歩く行程が多いことがあり、
脚に自信のない方やご高齢の方はちょっとたいへんかもしれません。
私が参加した中で一番強行軍だったのは、3日とも高原トレッキング(清里・千畳敷カール・霧ケ峰・美ヶ原)のツアー
です。
下調べしなかった私も悪いのですが、まさかリュックが必要な旅とは思っていませんでした。
いつもの斜めがけバッグで参加してしまったため、高齢の母の荷物と二人分のお弁当を持ってのハイキング?はちょっと
辛かったです。
また、気軽な2泊3日の旅にわざわざドレスやパンプスは持って行かないので、スニーカーにGパン・綿シャツという
ようなラフな格好でフルコースディナーということもあり、食事の際のドレスコードがちょっと気になりました。
「プレミアムステージ」と「クリスタルハート」はほぼ同じ価格帯です。
ただ、旅の豪華さという点では「プレミアムステージ」の方が勝っているかもしれません。
「プレミアムステージ」は、宿泊先や食事などが豪華になっており、宿泊先への到着時間も17時半までとなっています。
新幹線移動の場合、グリーン車の利用は少ないようですので、お食事重視の方向けです。
「クリスタルハート」の場合も、宿泊先を厳選し、ほとんどの場合新幹線の移動はグリーン車です。
ただ、夕食はバイキングのこともあり、お食事はそこまで豪華ではないイメージです。
(私の想像ですが、昼食は2,500円、夕食は4,000円くらいの感じでしょうか…)
とはいえ、一流ホテルに宿泊するプランではきちんとしたコースディナーが出てきますので、安心してください。
立ち寄る観光スポットなどは面白いものが多いので、食事より企画内容を重視する方にお勧めです。
全体的に、クラブツーリズムのツアーはオーソドックスなものが多いので、初めてその地域に行く方には最適だと
思います。
添乗員さんも、クラブツーリズムはきちんとしたスーツや上着(トレッキングには向かないと思いますが)を着て
いる印象ですが、阪急交通社の方はジャケットは羽織っているものの、金髪だったりとちょっとラフな方も見受け
られます。(<旅先では見つけやすくて、かえって良かったりします)
ツアー旅行の良いところはたくさんありますが、一番の利点は楽なことです。
添乗員さんに導かれ、貸切バスに乗って移動するので、乗り換え時間を気にしたりすることなく、純粋に楽しむ
ことができます。
一番ツアーに参加して良かった!と思ったのは、黒部ダムに行った時です。
なりません。

しかも、途中大雨と落雷でケーブルカーが止まってしまうというアクシデントがありました。
こんな時は添乗員さんがいてくれて、本当に安心でした。
また、個人では予約の取りにくいホテルや、値段は高いですが桜や紅葉の時期・年末年始などの旅も楽しめます。
「上高地帝国ホテル」は、冬期は雪に覆われて通行ができなくなるため、毎年4月下旬から11月中旬の約半年間のみ
の営業で、とても予約の取りにくい宿となっています。
(上高地帝国ホテル)
私は4年前の10月に初めてツアーで訪れましたが、熟年のご夫婦も同じツアーに参加されていて、今年はもう3回目と
おっしゃっていました。
ホテルの方のお話しぶりでも昔からの常連さんであることがわかり、きっと若いころは自分で予約して自分の車で来ていた
けれど、今はこのホテルに宿泊するツアーに申し込みするだけで、後はのんびりとホテル滞在を楽しんでいらっしゃるんだ
なあと感じました。
ツアー旅行はそんな使い方もできるんです。
次のおすすめポイントは、観光地を組み合わせる企画力です。
飛行機や新幹線に大型バスを組み合わせた旅が多いので、自分や家族の運転ではなかなか行かれないような長距離を移動
することが可能です。
特に、北海道や九州などは移動距離が長いので、ツアー旅行が向いていると思います。
また、全く知らない新しい観光名所に出会えることもあります。
(応神天皇陵)
(推古天皇陵)
私が参加したツアーでも、「古墳めぐり」や日本ではめずらしい「ジャカランダの花」を見に行くツアー、行先がわからない「ミステリーツアー」など面白いものがありました。

(南アフリカに行かなくても、宮崎県でジャカランダを楽しむ!)
予想以上に良かったのは、長崎ランタンフェスティバルとハウステンボスを巡る3泊4日の旅です。
行きは新幹線で小倉から九州に入り、工場夜景をクルージングで楽しみました。
またランタンフェスティバルとハウステンボスという2大メイン観光のほかに、朝の連続テレビ小説「花子とアン」で
有名になった旧伊藤伝右衛門邸や佐賀城本丸歴史観なども訪れました。
佐賀城本丸歴史観は、天守閣ではなく藩主が政治や生活をしていた【本丸御殿】を復元したもので、とても見ごたえが
ありました。
お城と言ったら天守閣!とばかり思っていたので、ツアーでなければ絶対に訪れることはなかったでしょう。
そして、もう1つのおすすめポイントは、バスガイドさんがいることです。
これについては書きたいことがたくさんあるので、別タイトルでお話しさせてください。
↓
ツアー旅行というと、旗を持った添乗員さんやバスガイドさんに団体客がゾロゾロとついていくといった悪しきイメージ
がありますが、少人数の旅ではそこまでの気恥ずかしさはありません。
散策の際にはガイディングレシーバーを貸していただけることも多く、少し離れていても耳元でしっかりと説明を聞く
ことができます。
またこのようなゆとりのある旅では、前日に添乗員さんからご挨拶の電話がかかってくるので、和室にベッドを入れて
もらえないか?とか、1日目の夕食は現地の友人と食べたいのでこっそり抜けてもよいか?などの臨機応変にも対応
していただけました。
ランタンフェスティバルでは、夕食後にツアーのバスで会場入りする予定でしたが、どうしても孔子廟で行われる
「変面ショー」が観たくて、皆さんより先にタクシーで出発させてもらったこともあります。
食事などもグループごとにテーブルが用意されるので、プライバシーの問題もありません。
こうやって書いてみると、ツアー旅行の素晴らしさがわかっていただけるのではないでしょうか?
とはいえ、ゆったりしたツアー旅行には、気になることもいくつかあります。
1つめはお部屋が選べないことです。
(露天風呂付のお部屋の場合は〇円増し、のような別プランがある場合もあります)
私はホテルが大好きですが、クラシックホテルを巡るツアーなども存在します。
いくつもあるクラシックホテルをまとめて5つ回れるとしたら、とても効率が良いですよね?!
でも、ツアー会社に確認したところ、泊まるお部屋は新館だというのです。
もちろん、新館の方がバスルームなどは設備が整っていて快適に過ごせるのかもしれません。
でも、せっかく奈良ホテルを訪れたのに、明治時代に建てられた辰野金吾設計の本館に泊まるのではなく、コンク
リート造りの新館に泊まるのは残念過ぎます。
私にとっては、お部屋の少し歪みのある古いガラスを通して見る奈良の景色が一番のごちそうだったりするのです。
2つめは、ゆったり旅では訪れる観光地が少ないので、すぐそばまで行っているのに訪問できない場所がたくさん
あることです。
以前のブログでも紹介していますが、ツアーでは五稜郭タワーに登っても、五稜郭の中には入らないのです。
たとえば金沢には2度行っていますが、金沢21世紀美術館にも武家屋敷にも近江町市場にも行ったことがありません。
(そのかわり、兼六園やひがし茶屋街には2度行っています)
もちろん、それ以外の企画(和倉温泉と山代温泉に泊まる、とか白川郷を訪れるなど)に惹かれてツアーを選んでいま
すし、季節が違えば風景も違うので、それはそれで楽しむことはできています。
ただ、兼六園は広いのに、ツアーで回るのはほぼ同じ場所です。
兼六園の中にある加賀前田家の奥方御殿「成巽閣」は、結局まだ1度も訪れることができていません。
駅のお土産物売り場には詳しくなりましたが、そんな旅を重ねると、せっかくなら1つの街にゆっくり滞在して、自分
の目と足で見て回りたいと思うようになります。
そんな不満を解消するためか、最近では、1週間以上にもなる長期滞在型の旅(クラブツーリズムでは「暮らすような旅」
とネーミングされています)も売り出されているようです。
特に70~80歳代の方には、移動の疲れも少なく、自由な時間と観光めぐりがミックスされているので過ごしやすいかも
しれません。
と色々お話ししてきましたが、実はフルタイムの仕事を辞めてから、ほとんどツアー旅行に行っていません。
ある程度あちこちの観光地に行ってしまったということもありますが、一番の理由はやはり自由になる時間がいくらでも
あるからです。
わざわざツアー旅行に申し込まなくても、航空会社のマイレージや、大人の休日倶楽部パスを使ったり、青春18きっぷを
利用するなど、知恵を絞ることで、あまりお金をかけずに面白い旅が楽しめます。
そんなプランを考えること自体も楽しいですし、悩む時間はたくさんあるのです。
(と言ってみましたが、コロナのせいで大人の休日倶楽部パスも青春18きっぷも、結局まだ一度も使えておりません)
そしてもう1つの理由……
正社員として毎月定額のお給料をもらえる生活を手放してみると、ツアー旅行の金額はとてもネックになります。
もちろん払えない額ではないのですが、自分が1か月に稼ぐバイト代とほぼ同額を2泊3日の旅行に費やすことにためらい
を感じてしまいます。
旅行会社から送られてくるパンフレットを見ても、
この旅行で10万円?
往復の飛行機はマイルを使えば無料になるし、宿泊費と現地の交通費、観光先では少しタクシーを使ったって6万円くらい
あれば行けるよね?などと皮算用してしまうのです。
ただ、離島を巡る旅や観光列車を乗り継ぐ旅など、ツアー旅行でしかなかなか体験できないものもあるので、それもうまく
利用して、今後もいろいろな形の旅を楽しみたいと思っています。
ということで、ツアー旅行は忙しい50代の現役世代に是非お勧めしたいと思います!
ご夫婦でも、高齢の親御さんを連れてでも、とても楽しめる内容になっていると思います。
コロナが収束したら、ぜひ命の洗濯に出かけてください。
2泊3日はちょっと物足りないくらいですが、またすぐに新しい旅に行きたくなります。