2012年 03月 30日
千と千尋の舞台~九份へ
高雄→台北ときて、次は九份を訪れました。
小さなバスに乗り換えて九份に向かいましたが、曇天の空が余計に
雰囲気を高めています。
古い家並みは、どこかで見たようなノスタルジックなイメージですね。
さて、九份といえば、映画『千と千尋の神隠し』のモデルになった町として
有名なのだそうです。
宮崎駿監督が訪れたという『阿妹茶楼』は、急な階段の途中に建っています。
この仮面も、映画のキャラクターのヒントになったとか・・・
せっかくなので、私たちもこちらでお茶を飲むことにし、台湾の烏龍茶の正式な
入れ方も教えていいただきました。
こちらが最初に出てきたお菓子です。
ゴマのクッキーのようなもの
落雁のようなもの
そして、ウーロン茶漬け?の甘い梅のお菓子(白い粉がまぶしてあります)
どれもおいしかったのですが、特に梅のお菓子が最高でした!
私は今でも、この梅のお菓子を探し求めているんです。
さて、肝心なお茶ですが・・・
まずは、茶器にお湯を入れて温めます。
烏龍茶は一杯目はこぼし、二杯目を縦長の湯飲みに注ぎます。
その後、その縦長の茶器から普通の茶器へとお茶を移すのですが、
この縦長の茶器は、烏龍茶の香りを聞くためのものなのです。
お茶を移した空の茶器には、しっかりと烏龍茶の香りが残っていました。
さあ、おいしく入ったお茶をどうぞ!
烏龍茶は、茶葉を急須の1/4ほど入れるので、おいしいお茶を何杯でも
楽しむことができました。
熱々に沸いたやかんから、急須にお湯を入れ、それを茶海に移し、小さな
茶器へと注ぐ作業を繰り返していると、なんだか心がゆったりとしてきます。
『阿妹茶楼』からは海が見え、とても幻想的でした。
夕方から雨がしとしと降りだしましたが、九份には雨が似合います。
狭い階段を、傘をさした人々が行き交うのも風情がありました。