人気ブログランキング | 話題のタグを見る

飛龍伝2010ラストプリンセス

久しぶりにお芝居を見に行ってきました。
20代のときはずいぶん色々な舞台を見たのですが、『つかこうへい』は
初めてかも・・・

主演が黒木メイサというのに惹かれて、某新聞販売店の懸賞に応募
したら、運よくチケットが当たりました。
(といっても3階席だったので、少しお金を足して1階席8列目で観てきました!)

飛龍伝2010ラストプリンセス_d0008157_22575450.jpg

安保闘争の中、黒木メイサ演じる琉球王妃の末裔《神林美智子》は、
全共闘の委員長に祭り上げられてしまいます。
そんな彼女を利用したのは、恋人であり学生運動のカリスマである
東幹久演じる《桂木順一郎》。

決戦の日の機動隊の配置図を盗むため、桂木は美智子を、敵対する
機動隊員、徳重聡演じる《山崎一平》のもとへと送りこむのです。
しかし、いつしか二人は深く愛し合うようになり・・・
60年代版?ロミオとジュリエットという感じでしょうか?!

とはいえ、ただの悲劇ではなく、随所に笑いあり、ダンスあり、立ち回り
ありと、長い舞台を飽きさせない工夫がありました。

黒いジャージの上下で、ほとんど舞台に出ずっぱりの黒木メイサは、
21歳とは思えないくらい、堂々として落ち着いていて、きれいでした。
立ち回りはカッコよかったし、新入生の頃の初々しいアイドル歌手風の
歌声もかわいくて・・・
モデルのイメージが強かったのですが、なんと15歳のときに、つかさん
の舞台で主演しているんですね。
本物!なはずです。
とても好きな女優さんでしたが、もっと他の作品も観てみたくなりました。

東幹久は、何の役をやっても東幹久に見えてしまいます(笑)
でも、アデランスダンスを披露してくれたのは可笑しかった!

一番びっくりしたのが、カラテカ矢部さんです。
なんと、《神林美智子》の初めての男の役だったんです。
つかこうへいの舞台も2度目だとか。
色々な才能を持った方なんですね~・・・

徳重聡さんは、21世紀の石原裕次郎を探せ!というオーディションで
グランプリを取った方なのだそうですが、実は今まで演技をしている
ところを観たことがなかったんです。
しかも、いかにも2枚目風な感じに、食わず嫌いしていました。
でも、彼の演じる機動隊員《山崎一平》は、泥臭くて一途で・・・
美智子が作戦のために自分をだましていたと知った時の、愛憎入り乱れた
長ぜりふには心を動かされてしまいました。
だって、唾は飛ぶし汗は流れるし、2枚目を投げ打っての熱演でしたから。

とはいえ、大音響の中で早口でがなり立てるようにしゃべるセリフが
聞き取りにくかったり、主役二人が座って話しているだけなのに、いつの
間にか何カ月も過ぎているといった、わかりにくい演出もあったので、
私の中では100点満点ではないのですけれど・・・

それでも、フィナーレで黒木メイサは赤いドレスに、男性陣はタキシード
に着替えて、歌とダンスでにぎやかに締めくくられると、なんだか心が
暖かくなりました。
ライブを観たときにももちろんそう思うのですが、お芝居の方がもっと、
出演している方が楽しそうに演じているように感じます。
それがこちらにも伝染してくるのでしょうか。
by candlevoice | 2010-02-11 23:49 | 舞台 | Trackback