備忘記録的エンタメ情報(1)

今年の2月に、昨年末から読んできた本の感想を書いたきり、いつのまにか3か月が
過ぎようとしています。
この間に読んだ本、観た映画やドラマ(といってもDVDですが)、聴いたCDなどについて
一言書こうと思いながら、ゆっくり時間が取れずにいます。

このまま放置すると忘れてしまいそうなので、とりあえず備忘記録しておきますね(^^ゞ

この3か月、読んだ本はあまり多くありません。
以前ご紹介した「廃用身」に、ちょっと心を打ち抜かれてしまって・・・

この小説は、前半では医師・漆原糺が出版社の編集部長・矢倉に説得されて執筆した
“Aケア”の経緯を綴った原稿という形を取っており、後半では、前半の原稿が漆原の
遺稿であったこと、漆原の過去や“Aケア”報道に対する対応などが、矢倉の視点で語ら
れています。

医師・漆原糺は、老人のデイケア医療に携わるなかで、脳梗塞などで動かなくなった
“廃用身の切断”という画期的な治療法を思いつき、職員と話し合いを重ね、患者
の同意を得て、“Aケア”(切断)という治療?を始めます。

切断後、その患者を担当するヘルパーや家族は、患者の体重が軽くなったことで
肉体的負担が軽減され、患者は意のままにならない部分がなくなり、褥瘡が良くな
ったり、うつ症状や認知症が改善されるなど、前半では“Aケア”の良い面ばかりが
強調されて書かれています。

こんな治療法が認められるはずがないと思いながらも、こういう考え方も程度問題では
アリかもしれない、と思わされてしまうのが不思議でした。

ところが、その治療法が医療ジャーナリストによって、“患者の手足を切る悪魔の所業”
などと書き立てられ、治療された患者も実際は《本心からの同意》ではなかったと言い
始め、自殺する者、家族を殺す者など凄惨な描写が続きます。
そして最後には、この医師と妻も自殺してしまうのです。

「廃用身」は、老人医療において本当に正しいことはなんなのか、とても考えさせてくれる
小説でした。

私は、脳梗塞の後遺症でほとんど意識がないまま、1年半ベッドで寝たきりだった人も
知っています。
また、認知症で食事がとれなくなった高齢者に《胃ろう》から食事をとらせることも、とても
難しい問題だと考えています。

こんなに医学が発達していなければ、「食事がとれなくなること=死ぬこと」だったはずです。
本人がしっかりしているうちに、《胃ろう》になっても生きたい!と明確に意思表示していれば
もちろんOKだと思いますが、家族が選択するのはとても難しいのです。

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ということで、最近は「自分の死に方」ばかり考えていたりします(^^;

ピンピンコロリが理想でも、元気だと重い病気になってもなかなか死ねないですからね~(^^;

あっ、話がずいぶんそれてしまいました。
ということで、久坂部羊さんの作品をたくさん図書館で借りてみました。

ちょっと怖くて、まだ小説には手を付けていないのですが、「日本人の死に時 そんなに
長生きしたいですか」と「大学病院のウラは墓場―医学部が患者を殺す」を読みました。

う~ん、ちょっとヘビーだけど、頭の中はフル回転しています。
今日は、北原茂実さんの『「病院」がトヨタを超える日』を借りてきました。
国民皆保険の良いところと問題点について、色々考えてみたいです。

とはいえ、そんな重い本だけでは肩が凝りますよね?!
そのほかに読んだのは・・・

曽野綾子『老いの才覚』
木村 裕一『あらしのよるに』
平安寿子『おじさんとおばさん』
立花 胡桃『ユダ』(上下)
久保寺 健彦『GF(ガールズファイト) 』
田代 親世『恋する韓流』
高田 郁『夏天の虹~みをつくし料理帖7』
他にも読んだかもしれませんが、あまりに昔のことで思い出せません(^^;

『あらしのよるに』の絵本が好きだったのですが・・・
小説版は、オオカミのガブ=男性、ヤギのメイ=女性という対比があまりにステレオタイプ
的に感じてしまって、私にはあまり共感できませんでした。

『ユダ』は、J-WAVEの東京 REMIX族で、しょこたんが自分の母親のお勧めの本と言って
いたので読んでみたのですが・・・
もう上巻の途中で投げ出したくなりました。

一人の女性がキャバクラで№1になりのし上がっていくお話ですが、お客さんに借金させて
まで貢がせるというお話は、あまり気分の良いものではありません。
それに、元彼と書いてモトカノと読ませたりするのも、よくわからない・・・

DVDの紹介もしようと思っていたのですが、なんだか長くなったので、また次回UPしますね!
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by candlevoice | 2012-05-20 22:58 | | Trackback | Comments(0)

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