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最近のお楽しみ(その2)

お楽しみというより、苦行に近かったかもしれません・・・(笑)

先日、『ロックンロール』というお芝居を観に行ってきました。
以前に観た『それぞれのコンサート』で、市村さんと武田君が
共演すると聞き、ずいぶん前からチケットを取っていたんです。

最近のお楽しみ(その2)_d0008157_2315127.jpg

ミュージカルではないとわかっていましたが、まさかこんなに
難解なお話とは・・・・・(;_;)
チェコスロバキアの「プラハの春」以降の、自由を象徴する
ロックンロールが弾圧された時代のお話なんです。

「プラハの春」もよく知らないのに、ソ連とは違う共産主義だの
ドプチェクだの、難解な用語や人名がセリフに飛び交い、一幕
目が終わったときには、きっと頭の上に?が山のようについて
いたはずです。

とはいえ、場面転換のたびに薄い幕が降ろされ、そこにロックの
レコード盤のジャケットが映され、その音楽が大音量で流れると
いう演出はとても斬新な感じがしました。

二幕目には少しこちらの頭も整理でき、お芝居に入り込むことが
できたかもしれません。

また、私が観劇に行った日にはスペシャルカーテンコールがあり、
出演者の生の声も聞くことができました。

武田君は、最後は老人という設定になっているのですが、背広の
下に肉襦袢を着て、猫背で歩いている姿で終わるのが我慢なら
ないようで、盛んにホントは若いと言っていましたね(笑)

その反対に、まったく老けた様子がなかったのは黒谷友香さん。
女子大生の役で舞台に出てきたときには、あまりのスタイルの良さに
呆然としました。
ホントにきれいな方ですね。

市村さんは、やっぱりさすが大御所ですが、今回うまいなぁと思った
のは、母と娘の二役を演じた秋山菜津子さんでした。

たまにはこんな硬派なお芝居も良いものです。
できれば歴史の勉強をし直して、再挑戦したいかも・・・

とはいえ、劇場でもらったチラシの束は厚さが1センチもありました。
これだけたくさんのお芝居やミュージカル、この不況の時代に、採算を
取るのは難しいのだろうなぁと考えてしまいます。

でも、こんな時代だからこそ、現実とは一味違う世界を、たくさんの方に
体験していただきたいなぁとも思ってしまったのでした。
by candlevoice | 2010-08-16 23:15 | 舞台 | Trackback