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最近のお楽しみ(その1)

今年の夏は、観たい映画がたくさんあります。

今日は、『借りぐらしのアリエッティ』を観てきました。
先週は『インセプション』も観てきたので、ちょっと感想を書いてみます。

『借りぐらしのアリエッティ』は、ジブリらしい美しい映像をたのしめましたが、前評判どおり
あまり感動するというような内容ではなかったです。
小人さんが人間と同じように服を着て、料理をして暮らしているのも何だか納得できないし、
日本語をしゃべったり、ひらがなが読めたりするのも???な感じ・・・

この映画は、ただただ、素直な心で観ればいいんですね!(笑)

『インセプション』は私が久しぶりに見た、ハリウッド映画らしいスペクタクルな映像満載の
映画でした。
どうも私は、この手の映画が得意じゃないみたいです。(^^;
激しい撃ち合いのシーンで眠くなるって、どう思います?!
(レイトショーで、終了時間が深夜を回っていたせいもあるのかもしれませんが・・・)

お話としてはとても良くできています。
夢の中に入り込んで、潜在意識の奥底まで潜り込み、他人のアイデアを盗み出すスペシャ
リストであるコブ(レオナルド・ディカプリオ)は、サイトー(渡辺謙)から、他人の潜在意識に
別の考えを植え付ける(インセプション)という難度の高いミッションを依頼されます。
しかしコブは、夢の中で幸せに過ごした記憶から抜け出せずに亡くなった最愛の妻の記憶
をずっとひきずっているのです。

インセプションでは夢の階層をどんどん潜っていくのですが、インセプションの相手が、夢に
入り込まれないような訓練を受けていたり、途中で妻のトラウマが出てきて妨害されたりと
一筋縄ではいかない展開になっています。

夢には階層があり、下に潜っていくにつれ現実世界より時間はゆっくり流れるという設定は
面白いのですが、展開が早すぎるのと銃撃戦が多いので目が回り、作品のプロットが理解
しにくいように感じました。
字幕を読んでいると映像がどんどん変わっていくし、映像に気をとられると字幕を読みそこ
なって、今どの階層にいるのかわからなくなっちゃうんです。

私が演出を考えるなら、CGを使うより、もっと丁寧にお話を組み立ててわかりやすく観て
もらいたいと感じました。
サイトー役の渡辺謙もがんばっていましたが、この役を日本人がやる必要性ってどこにも
ないような・・・?!(笑)

一番最後のシーンは、この世界が現実なのか夢なのか、わからなくさせるような趣向に
なっていました。
本当はもう一度観れば良いのですが、今回は疲れたので謎のままにしておくことにします。

とはいえ、スピード感と重厚感はさすがでした。
良くも悪くも、これがハリウッド映画の醍醐味なんでしょうね。
by candlevoice | 2010-08-08 23:55 | 映画 | Trackback