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最近の私・・・

これから年度末・年度初めという多忙な時期がやってくるわけですが、その前に
少しだけホッとする時間が取れました。

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まず最初に読んだのは、「私の名前はキム・サムスン」で効果的に使われていた
ミヒャエル・エンデの『モモ』という作品です。
もちろんこれは20代の頃に一度読んでいるのですが、とても良かったという記憶
はあるもののそろそろ忘れかけていたのと、岩波少年文庫としての出版を機に
大島かおりさんが翻訳しなおしたと聞いていたので、興味があったからです。

せわしない時間を過ごす現代人に、ぜひ読んでほしい一冊です。
そして、聞き上手なモモを見習いたい!と切に思う私です。

電車での外出が続いたので、行き帰りに読んだのは『さくら』という西加奈子さん
の小説。
5人と一匹の家族の、様々な愛を描いた作品です。
穏やかに過ぎていく日常の中で、唐突に悲しい事件が起こるのはいかにも小説
なのですが、主人公の妹ミキが語る最後のセリフはちょっと泣けます。
色々な形の愛があっても良いんだと、改めて納得できた気がします。

東京国際フォーラムでのコンサートにも行ってきました。
市村正親さんの『それぞれのコンサート』です。
先日観に行った『コーラスライン』が、いまひとつ物足りない感じだったので、その
思いを払拭したかったのかもしれません。

彼が今までに出演したミュージカルのナンバーを次々と歌ってくれたのですが、
やはりものすごく説得力がありました。
赤い首輪をつけて『きみはいい人、チャーリーブラウン』のスヌーピーを歌ったと
思ったら、首輪をはずすとすぐに『屋根の上のヴァイオリン弾き』のテヴィエに
なりきって「金持ちの歌」を歌うのです。
そしてその次には、『コーラスライン』のポールとして「ぼくって何?」を熱唱です。

衣装も舞台も変わらないのに、それぞれ全く別の世界観を見せてくれました。
セリフとも思えるような、しっかりと心に響く歌声を聴いていると、今自分がその
ミュージカルを見ているような錯覚さえ覚えました。
最後の『オペラ座の怪人』メドレーは本当に圧巻で、今すぐミュージカルを見に
行きたくなりましたが、もう市村さんは見られないんですものね・・・
私が劇団四季を見ていた頃は、市村さん以外にも、山口祐一郎・久野綾希子と
いったようなトップスターがいたのですが、今思えばとても贅沢な時代でした。

そしてもう一つのお楽しみは、このコンサートにゲスト出演してくれた武田真治君
です。
何年か前の「ウルルン滞在記」で、まじめで優しい人柄を垣間見てから、ちょっと
気になっていたんです。

めちゃイケなどのバラエティーでの表情とは違い、saxを吹く姿もカッコよかった
のですが、ミュージカルに主演するほどの歌唱力のある方とは知りませんでした。
ただちょっと、キーが高すぎたみたいですね(笑)
でも、それもなかなかチャーミングでしたよ。

気になる俳優さんは、一度は生で観てみたいと思ってしまいます。
内野聖陽さんも、TVドラマに出演しているときにはほとんど気にならないのですが、
『レ・ミゼラブル』のジャベール役は見てしまいました。

さて長くなってきましたが、今車の中で聞いているのは『キム・サムスン』のOSTと
東京事変の「sports」です。
椎名林檎さんのファンですが、東京事変のCDを買うのは今回が初めてです。
『乗り気』『スイートスポット』『閃光少女』のあたりをヘビロテ中!

こんな私ですが、毎日遊んでばかりいるわけじゃないんです。
今は、昨年1月に立ち上げた『任意団体』の報告書作成に取り掛かっているところ
です。

そんな忙しい毎日の中、このブログを書くことがストレス発散になっているのかも。
忙しいときの方が、書きたいことがたくさんあるのも困るんですけどね(苦笑)
by candlevoice | 2010-03-14 23:11 | 雑感 | Trackback