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号泣する準備はできている?!

カーステレオから流れてくる「She Is…」
最近の私は、涙もろくなっているのかもしれません。

それは、韓国ドラマ「私の名前はキム・サムスン」にハマってしまったから・・・

少し前のブログにも書きましたが、1/11の祝日にちょっと見始めて、それでも
HDDに保存してみるほどの興味もなくしばらく放置して、職場の同僚の面白い
との声にまた見始めて・・・
ところどころだけ見たドラマは、余計に私の心に火をつけてしまったようです。

30歳で太めのキム・サムスン(キム・ソナ)はクリスマス・イブに恋人にフラれた上、
パティシエとして働いていた店もクビになってしまいます。
仕事を探している途中で、ホテルの御曹司ジノン(ヒョンビン)と出会い、彼の経営
しているレストランでパティシエとして働くことになるのですが、ひょんなことから
ジノンと契約恋愛をする羽目に…。

そんなキム・サムスンとジノンをめぐるラブコメディーは、私のイメージしていた韓国
ドラマとは全く違っていました。
見ていると、つい声を出して笑ってしまったり、サムスンと一緒に泣いてしまったり
するんです。
ジノン(好きな人には意地悪しちゃうタイプ)の傲慢な態度には、突っ込みどころも
満載です。

そんなわけで、HDDに保存した6話だけでは我慢できなくなり、DVDを購入して
しまいました。
その後少しずつ買い集めて、今ではこんな状況です(笑)

号泣する準備はできている?!_d0008157_10295542.jpg

それというのも・・・
このドラマでは、主人公のキム・サムスンが酔ってげっぷをしたり、吐いたりするし、
機関銃のように相手を罵倒したり、叩いたりします。
ダイエットのためにジョギングをしている姿をみただけでも、その身体は・・・っと
見ているこちらが心配になってしまうほど。

女優のキム・ソナさんは、役作りのために前作から16キロ体重を増やしたそうです。
そんな等身大のどこにでもいそうな女性が主人公で、それがとても面白いのに、
それだけではなくて、ラブストーリーとしての完成度もとても高いのです。

だからキム・サムスンに感情移入して、泣いたり笑ったりしたくなってしまうんですね。

興味を持った方に朗報があります!
第1話なら、こちらから無料で視聴できるんです。
ぜひあなたも、サムスンの魅力にどっぷりはまってみませんか?!

http://www.showtime.jp/special/korea/guide/samsoon/?ot31229=200807




ここからは私のことも少しだけ語ってしまおうと思うので、お暇な方だけお付き合い
ください。(笑)

このドラマでは、サムスンの「心の声」がナレーションとして流れることがあります。
そのセリフが、とても深いんです。

「愛を失うことは、自信を失うことかもしれない」
そのセリフに、よみがえってくる過去があります。

長い間一緒にいた人と別れた後、自分のどこが悪かったのだろうと自問自答しました。
自信を喪失し心が折れそうな時、今までにもらったその人以外の人からのLoveLetters
(複数形なところに私の意地を感じてください^^;)を出してきては読みふけりました。
それは今思うと、自分に自信を取り戻すための1つの方法だったのかもしれません。

この物語では、ドラマにありがちなハッピーエンドが待っているわけでもありません。
恋人同士にはなったものの、ジノンの母親の反対があり、結婚出来ないままの関係です。
「時々こう思うことがある。私たちは別れるかもしれない。でもそれが恋というもの。
今すべきことはわかっている。一生懸命仕事をして、一生懸命恋すること。今日が最後
の日のように、傷付いたことがないかのように。そして、自分自身を愛すること。」
こんなラストシーンのナレーションにもぐっと来てしまいます。

ジノンとの幸せな夜を過ごした後に、夢に出てきた亡くなったお父さんへ語るセリフも
素敵です。
「すごく幸せで、でも失うんじゃないかと、とても怖いの」
こんな気持ち、ありましたよねえ~・・・

そんな風にして、私の心の奥底にほこりをかぶっていた「恋の箱」はいつのまにか
扉を開いてしまっていたんです。

ジノンが何度もサムスンに言う「他の男と口をきくな、目も合わせるな」というセリフ。
女性なら誰でも、一度は言われてみたい言葉じゃないでしょうか?!

でも、良く考えてみたら、それに近い言葉を聞いたことがありました。
付き合っている人の前で、他の男性の話ばかりしていたら、
「お前の口から他の男の話を聞くのはイヤだ。別れるか結婚するかどちらかにしてくれ。」
すっかり忘れていた私って・・・(> <)

そして、気づいてしまったんです。
私は結局、昔と変わらず「ツンデレ男」が大好きだっていうことにっ!!!

契約恋愛で始まった二人の関係で、最初のうち、ジノンはサムスンを馬鹿にしたような
態度ばかり取っています。
それが色々な状況の中、芝居だったはずのサムスンのことが頭から離れなくなってくる
ジノンの葛藤がかわいいんです。
サムスンに自分の思いを告げた後でも、まだ冷たい態度を取ってみたり・・・
(表情や態度でバレバレなんですけどね)

ジノン役のヒョンビンはとても私の好きなタイプなのですが、それじゃあヒョンビンの他の
作品を観てみたいかというと、そんな気持にはなりません。
私はこのドラマに出てくるサムシク(サムスンはジノンをこう呼んでます)が好きになって
しまったんです。
このツンデレキャラが、どうにもこうにも私のツボなんです。

職場の後輩には、結婚するならぜったい優しい人が良い!なんて意見をしたばかりですが、
私はやっぱりそれじゃあダメみたい(笑)

そんなわけで、今ではオリジナルサウンドトラックを購入し、車の中で音楽とともにドラマの
ワンシーンを思い出し、それにつられて過去の恋に思いをはせ、号泣するというすばらしい
新陳代謝を繰り返しています。
年齢を重ねると、涙を流して泣くということもあまりないので、心にも身体にもそれはとても
心地よかったりします。

「冬ソナ」ブームのときには頭ごなしに馬鹿にしていた私ですが、私より少し上の方々が
昔を思い出してドラマにはまったのも、今ならうなずけます。

16話あるドラマを観るのも3巡目になり、さすがに涙は枯れてきましたが、あの甘くて切ない
気持ちをもう一度思い出したくなっています。
今は相手もいないのに、ちょっと「恋」がしたいです。



by candlevoice | 2010-02-24 00:02 | DVD | Trackback