2010年 02月 24日
号泣する準備はできている?!
最近の私は、涙もろくなっているのかもしれません。
それは、韓国ドラマ「私の名前はキム・サムスン」にハマってしまったから・・・
少し前のブログにも書きましたが、1/11の祝日にちょっと見始めて、それでも
HDDに保存してみるほどの興味もなくしばらく放置して、職場の同僚の面白い
との声にまた見始めて・・・
ところどころだけ見たドラマは、余計に私の心に火をつけてしまったようです。
30歳で太めのキム・サムスン(キム・ソナ)はクリスマス・イブに恋人にフラれた上、
パティシエとして働いていた店もクビになってしまいます。
仕事を探している途中で、ホテルの御曹司ジノン(ヒョンビン)と出会い、彼の経営
しているレストランでパティシエとして働くことになるのですが、ひょんなことから
ジノンと契約恋愛をする羽目に…。
そんなキム・サムスンとジノンをめぐるラブコメディーは、私のイメージしていた韓国
ドラマとは全く違っていました。
見ていると、つい声を出して笑ってしまったり、サムスンと一緒に泣いてしまったり
するんです。
ジノン(好きな人には意地悪しちゃうタイプ)の傲慢な態度には、突っ込みどころも
満載です。
そんなわけで、HDDに保存した6話だけでは我慢できなくなり、DVDを購入して
しまいました。
その後少しずつ買い集めて、今ではこんな状況です(笑)
それというのも・・・
このドラマでは、主人公のキム・サムスンが酔ってげっぷをしたり、吐いたりするし、
機関銃のように相手を罵倒したり、叩いたりします。
ダイエットのためにジョギングをしている姿をみただけでも、その身体は・・・っと
見ているこちらが心配になってしまうほど。
女優のキム・ソナさんは、役作りのために前作から16キロ体重を増やしたそうです。
そんな等身大のどこにでもいそうな女性が主人公で、それがとても面白いのに、
それだけではなくて、ラブストーリーとしての完成度もとても高いのです。
だからキム・サムスンに感情移入して、泣いたり笑ったりしたくなってしまうんですね。
興味を持った方に朗報があります!
第1話なら、こちらから無料で視聴できるんです。
ぜひあなたも、サムスンの魅力にどっぷりはまってみませんか?!
http://www.showtime.jp/special/korea/guide/samsoon/?ot31229=200807
ここからは私のことも少しだけ語ってしまおうと思うので、お暇な方だけお付き合い
ください。(笑)
このドラマでは、サムスンの「心の声」がナレーションとして流れることがあります。
そのセリフが、とても深いんです。
「愛を失うことは、自信を失うことかもしれない」
そのセリフに、よみがえってくる過去があります。
長い間一緒にいた人と別れた後、自分のどこが悪かったのだろうと自問自答しました。
自信を喪失し心が折れそうな時、今までにもらったその人以外の人からのLoveLetters
(複数形なところに私の意地を感じてください^^;)を出してきては読みふけりました。
それは今思うと、自分に自信を取り戻すための1つの方法だったのかもしれません。
この物語では、ドラマにありがちなハッピーエンドが待っているわけでもありません。
恋人同士にはなったものの、ジノンの母親の反対があり、結婚出来ないままの関係です。
「時々こう思うことがある。私たちは別れるかもしれない。でもそれが恋というもの。
今すべきことはわかっている。一生懸命仕事をして、一生懸命恋すること。今日が最後
の日のように、傷付いたことがないかのように。そして、自分自身を愛すること。」
こんなラストシーンのナレーションにもぐっと来てしまいます。
ジノンとの幸せな夜を過ごした後に、夢に出てきた亡くなったお父さんへ語るセリフも
素敵です。
「すごく幸せで、でも失うんじゃないかと、とても怖いの」
こんな気持ち、ありましたよねえ~・・・
そんな風にして、私の心の奥底にほこりをかぶっていた「恋の箱」はいつのまにか
扉を開いてしまっていたんです。
ジノンが何度もサムスンに言う「他の男と口をきくな、目も合わせるな」というセリフ。
女性なら誰でも、一度は言われてみたい言葉じゃないでしょうか?!
でも、良く考えてみたら、それに近い言葉を聞いたことがありました。
付き合っている人の前で、他の男性の話ばかりしていたら、
「お前の口から他の男の話を聞くのはイヤだ。別れるか結婚するかどちらかにしてくれ。」
すっかり忘れていた私って・・・(> <)
そして、気づいてしまったんです。
私は結局、昔と変わらず「ツンデレ男」が大好きだっていうことにっ!!!
契約恋愛で始まった二人の関係で、最初のうち、ジノンはサムスンを馬鹿にしたような
態度ばかり取っています。
それが色々な状況の中、芝居だったはずのサムスンのことが頭から離れなくなってくる
ジノンの葛藤がかわいいんです。
サムスンに自分の思いを告げた後でも、まだ冷たい態度を取ってみたり・・・
(表情や態度でバレバレなんですけどね)
ジノン役のヒョンビンはとても私の好きなタイプなのですが、それじゃあヒョンビンの他の
作品を観てみたいかというと、そんな気持にはなりません。
私はこのドラマに出てくるサムシク(サムスンはジノンをこう呼んでます)が好きになって
しまったんです。
このツンデレキャラが、どうにもこうにも私のツボなんです。
職場の後輩には、結婚するならぜったい優しい人が良い!なんて意見をしたばかりですが、
私はやっぱりそれじゃあダメみたい(笑)
そんなわけで、今ではオリジナルサウンドトラックを購入し、車の中で音楽とともにドラマの
ワンシーンを思い出し、それにつられて過去の恋に思いをはせ、号泣するというすばらしい
新陳代謝を繰り返しています。
年齢を重ねると、涙を流して泣くということもあまりないので、心にも身体にもそれはとても
心地よかったりします。
「冬ソナ」ブームのときには頭ごなしに馬鹿にしていた私ですが、私より少し上の方々が
昔を思い出してドラマにはまったのも、今ならうなずけます。
16話あるドラマを観るのも3巡目になり、さすがに涙は枯れてきましたが、あの甘くて切ない
気持ちをもう一度思い出したくなっています。
今は相手もいないのに、ちょっと「恋」がしたいです。